こんにちは! 元公務員こむちゃん(@real_komuin)です。
- 私が公務員を目指す前に知りたかったこと
- 公務員を辞める前に知っておきたかったこと
この2つをコンセプトに発信しています!
今回は、簿記と公務員について解説していきたいと思います。(日商簿記)
私事ですが先日、独学で簿記3級に合格して、「簿記3級は公務員も必須の知識」だと感じました。
勉強しながら感じたのが、「もっと早く簿記の勉強をしておけば良かった!」という後悔です。
公務員に簿記3級をオススメする理由と、独学合格する方法を解説していきますので、最後までご覧ください!
もっと早く簿記を勉強しておけばよかった!
実は大学時代、私は簿記の講義を取っていて、めちゃくちゃ苦手だったので一生やりたくないと思っていました。
しかし、色々なメディアで「簿記3級は学んだ方がいい」と耳にし、取り組もうか迷っていたところ、知人からあるYouTubeを教えてもらいました。
オススメのYouTubeは後ほど紹介します。
そのYouTubeが論理的でものすごく分かりやすく、独学合格できました。今では私も「簿記3級は学んだ方がいい」と断言します。
特に、公務員時代の予算管理を思い出して、公務員に簿記をオススメしなくては!と思いました。
公務員に簿記をオススメする理由3選
公務員に簿記をオススメする理由は、以下のとおりです。
- 予算管理に活きる
- 副業や独立のイメージができる
- 働きながら資格を取ったという実績になる
それでは具体的に解説していきます。
①予算管理に活きる
私は公務員時代、所の予算管理、財務会計や、物品管理を担当していました。
その時、疑問に思うことがたくさんありました。例えば、以下のとおりです。
- 県有固定資産の減価償却って?
- 資産計上するか、費用処理するかってどういうこと?
- 資産価値の上昇を伴う支出か、とは?
- 社会保険料の概算払い、精算払の仕組みって?
- 雇用保険料の預かりによる調定決議の意味って?
- 所得税の受入れ、払出しの仕組みって?
などなど。そして、これらは簿記3級を学べば理解できるんです。
まだ財務会計実務を経験したことがない人は、何を言っているのか意味が分からないかもしれませんが、職場にこのような細かいことを教えてくれる人はいません。
もし、公務員試験に合格した方は、就職までの暇な期間に簿記3級を取得するのは良い選択だと思います。
②副業や独立のイメージができる
公務員なのに副業や独立?と思うかもしれません。
しかし、公務員にこそ副業や独立の知識が必要だと思います。その知識があるだけでも、自分を守ることに繋がるはずです。
若手公務員のみなさん。あなたは将来、上司のような働き方をしたいですか?
睡眠時間やプライベートの時間を削ってサービス残業。県職員の場合、長距離通勤や、拒めない突然の単身赴任。。。
簿記3級を勉強して「資産」「負債」「純資産」「費用」「収益」の概念を理解すると、なんとなく公務員以外の働き方が見えます。
簿記を勉強すると、公務員を辞めても色々な働き方があることを実感できます。
「自分にはこの公務員という生き方しかないんだ」と思いながら定年まで働く苦しみを、簿記3級は救ってくれるかもしれません。
公務員だからこそ、自分を守るためにも簿記を学びましょう。
➂働きながら資格を取ったという実績になる
ここでは、「働きながら資格を取ったという実績」が転職の時に活きるという話をします。
その話の前提ですが、公務員の生き方の最適解は「努力しないこと」です。
もちろん努力は大切ですが、首長や議員の言うこと全てに応えることは不可能です。
もちろん努力せずとも給料は上がります。しかも、やればやるほど仕事が降ってきます。
そのような理由から、公務員はほとんど自分磨きをしません。
仕事効率化のためのモニターやキーボードなどを自費で用意する人はほぼゼロでした。
なお、健康福祉関係部署は予算がないのでそんなものは買えません。
そんな公務員が転職をする時、企業側から「公務員ということは自分磨きをしてこなかったんだろう」という偏見の目で見られてしまいます。
しかし、「働きながら資格を取った」ということが履歴書に書かれていれば、少なくとも「公務員のくせに自分を高める努力がある程度できる人間なんだ」と思ってもらえることでしょう。
転職に少しでも有利になれるように自分磨きの実績を残しておきましょう。
簿記3級って独学で合格できる?
取るべき資格としてよく話に上がる簿記3級ですが、100%独学で合格できました。
公務員試験の勉強をした人なら、これから紹介する方法で必ず合格できると思います。
ちなみに私の場合、仕事の前や仕事終わり、休日に少しずつ進めて約5カ月で一発合格しました。平均週3~4時間勉強したので、合計70時間くらいでしょうか。
これで誰でも独学合格できる!
独学合格までの流れはこんな感じです。
- ふくしままさゆきさんの簿記YouTubeを1本観る。(簿記3級の講義動画は17本あります)
- YouTubeと同じ内容のふくしままさゆきさんの書籍を読む。(Amazon kindleで無料もしくは格安で読めます)
- 書籍の問題を解く。(YouTubeと書籍の内容は一致しています)
- 次の動画を観る。そして上の3まで繰り返す。
- 全ての動画を観終わったら、全ての動画→書籍→問題をもう1周する。(2倍速など)
- 過去問題集を買って1周する。
- 過去問題集の間違えたところをもう1周する。
- 受験する。合格。
以上の方法で、公務員試験を受けた人ならおそらく合格できます!
詳しく解説していきます。
この動画で合格できた
簿記の教科書として活用するのが、『【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき』というYouTubeチャンネルです。
私は大学時代、簿記を全く理解できませんでしたが、この動画を観たら簿記を論理的に理解できました。
「簿記は慣れしかない」とよく聞きますが、このYouTubeチャンネルでは論理的に理屈で教えてくれるので、簿記を理解することができます。
このチャンネルでは簿記3級の講義動画が17本あり、難しいところを詳細解説する動画が6本あります。それらに加えて練習問題の動画が2本あり、計25本の動画構成となっています。
この動画だけでも十分合格が可能ではありますが、私のオススメはkindleの書籍も活用していく方法です。
ふくしままさゆきさんは、Amazonのkindleで、YouTube講義と対応した電子書籍を出しています。
「動画を1本観たら、その動画の内容を電子書籍で復習する」、といった感じで進めていくと効率よく頭に入ります!
しかも、この書籍は「kindle unlimited」で0円で読めます。もし購入する場合もなんと99円です。
まずは「動画→練習問題を解く」を3周
動画を1本観て、書籍で復習したら、練習問題を解きます。
練習問題は書籍にも載っていますし、動画の概要欄にもあります。
分からなかった問題や、間違えた問題にマークをしておくと、2周目の時に効率よく進められます。
問題集1冊を1周→間違えた問題をやり直す
講義動画を2~3周して頭に入ってきたら、過去問題集を購入して過去問を解いてみましょう。
どの過去問が良いかというのは様々な意見があります。
私の場合は、日商簿記3級 過去問完全解説集 2022-23年版という問題集を使いました。
シンプルで分かりやすかったです。
少し解説がシンプル過ぎるかもしれませんが、講義動画を2周した人ならきっと大丈夫です。
ネット試験ではここに気を付けて!
私の場合、簿記3級をネット試験で受験しました。
ネット試験というのは、パソコンの専門学校などの受験会場に行って、パソコン上で受験するという試験です。
ネット試験のメリットはこんな感じです。
- ほぼ毎日好きな時間に受験可能
- 1,000の『,』(コンマ)を自動でつけてくれる
- 合格結果が即時に分かる
試験時間が終了して、ボタンを押したら一瞬で合格結果が分かったのはびっくりしました。
逆にネット試験のデメリットはこんな感じでした。
- マウスの動き(カーソルのスピード)に慣れないストレス
- パソコンに不慣れな人は大変かも
- 他の受験者の音などが気になるかも(耳栓が会場に置いてあれば一応もらっておきましょう)
- 目が疲れる
問題集で勉強をする時は紙で問題を解くはずなので、ネット試験はかなり緊張します。
個人的には、早めに目標の受験日を決めて、ネット試験の申込みをしてしまうのが良いと思います。
その日に合わせて勉強を進めましょう。
まとめ
今回は公務員にこそ簿記を勉強してほしい!と思い、オススメする理由と合格のコツについて解説しました。
まとめとしてはこんな感じです。
- 簿記は公務員の予算管理に活きる
- 簿記を勉強すれば、公務員以外の生き方をイメージできる
- 働きながら資格を取ったという実績ができて転職で有利になる
- まずは「動画→練習問題を解く」を3周
- 講義動画は「ふくしままさゆき」さんのYouTube
- テキストの活用もオススメ
- 問題集1冊を1周→間違えた問題をやり直す
- ネット試験は便利
簿記3級は誰でも知っている資格です。受験にかかる費用も3,000円以下とかなり安いです。
勉強して本当に損はありませんでした。
ぜひ受験してみてください!
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