【やめたい】公務員になるデメリット7選!【元県職員が語る現実】

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公務員デメリット 公務員を目指す方へ

今回は、公務員になりたい、公務員に転職したいという方に現実を知ってもらおうと思います。

以前のブログで公務員の良い面に関してお伝えしましたが、もちろん悪い面もあります。

今回も元県職員として内部にいたからこそ伝えられることを書きました。

公務員を目指している人の中には、公務員の良い面ばかりを見ている人が少なくありません。

実際私もそうでした。過度な期待は絶望を生みます。

私のように一年目で絶望する人を少しでも減らせるような記事が書けたらと思います。

こむ
こむ

ただし、絶望しても大丈夫です。人間ってすごいもので、絶望は3カ月もすれば消えます(笑)

少しでも悪い面を知って絶望を少しでも減らしましょう!

 

こむ
こむ

こんにちは! 元公務員こむちゃん(@real_komuin)です。

  • 私が公務員を目指す前に知りたかったこと
  • 公務員を辞める前に知っておきたかったこと

この2つをコンセプトに発信しています!

公務員という職員に少しでも興味がある方にこのブログを知ってもらえるように頑張ります!

 

それではいきましょう!

若手の給与が少ない

まずお金の話をしましょう。

ご存知かも知れませんが、若手公務員の給料は高いとは言えません。

公務員の給与は安定していますが、民間企業の平均に合わせて設定されています。だからどうしても銀行員や大手企業には負けます。

新卒で公務員になったら民間組と給料を比べない方がいいです。どうしても民間の友達と比べると始めは給与が少ないので絶望します。。。最初は給料の伸びも民間の方がいいです。

こむ
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また、民間は最初のうち研修期間がありますが、公務員はいきなり実務をやらされることが多いです。1年目の激務部署は研修期間という言葉にあこがれるものです。私も銀行員の友人と比べてしまい、「給料が割に合わねえ」と思っていました。

ただ、公務員には激しい出世競争がありませんし、営業成績を比べられたりすることはありません。年功序列なので、最終的に民間企業の人より高い給料になることはあり得ます。

福利厚生分と解雇のリスクを考えたら給与の低さもある程度妥協できます。

 

運が悪ければ激務で心身を壊す

運が悪ければ激務部署に配属され、心身を壊すほどに働かなければなりません。

公務員は年功序列で長く続けた方が得なので、いくら辛くても辞める人は少ないです。特に年配の人の方が辞められずにいる気がします。

 

こむ
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ちなみに保健所で働いていたから分かりますが、本庁の健康福祉系は超絶ブラックでした。もし自分が本庁の健康福祉の部署になっても定時で帰る自信がないです。基本、本庁勤務になったら仕事中心の生活になると覚悟しておいた方がいいかと思います。

 

公務員のサービス残業についても触れておきましょう。

基本、公務員にはタイムカードがありません。残業するときは上司に申請して許可をもらいます。

残業の申請に罪悪感を感じる人も多く、サービス残業が常態化しているところが多いです。

また、自治体が職員をいくらサービス残業させても労働基準監督官に咎められることはないようです。。。

こむ
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私の初任地である保健所には、「19時までは残業をつけてはいけない」という暗黙のルールがありました。

途中から働き方改革でPCの起動時間が記録され、残業をつけることができるようになりました。しかし、人事課から保健福祉事務所(保健所)でサービス残業が多いと注意喚起の通知がよく届いていました(笑)

公務員は基本給がそこまで高くなく、サービス残業が常態化していて、どれだけ成果を出しても給与には繁栄されない職業です。これでは若手が辞めていきますよね。

もし若手時代に一度も絶望しなかったら公務員に向いていると思います!

 

自由度がない

公務員は過去の書類どおりに仕事を進めることこそ正義です。

少しでも不明な点があったら本庁や前任者に確認して進める人が多いです。基本的に上司の許可を得てから始めて行動できるので、自分で判断することができなくなっていくように思います。

こむ
こむ

私の最初の上司は慎重で真面目な方で、根拠法令だったり、前任者はどのようにやっていたかをよく調べさせられました。それでも分からないことがあったら、他の保健所はどうやっているかを電話して聞くように言われました。

これは素晴らしいことだとは思うのですが、当の本人は毎日夜8~10時まで残業して、おそらく毎日4時間睡眠の生活(居住地や電車の時間を考慮すると)をしていました。仕事中や運転中に居眠りしているのを何度か見たことがあります。

激務部署で丁寧な仕事をしていたら睡眠時間が削られ効率がどんどん悪くなっていきます。

「この仕事にはどれくらい正確性が求められるのだろう」と考えて、上手く手を抜いていかないとどんどん仕事が溜まっていきます。

こむ
こむ

医師会・歯科医師会に入っていない診療所に通知を送る時に、毎回郵送で送っていました。

業務効率化のため、今後電子メールで送れるようにしようとしたことがあります。その時はけっこうな勢いで止められました(笑) 向こうの印刷代がかかるだとか、向こうに手間がかかって失礼になるだとか言われました。

FAXや紙文化がなくならないのってこういうところだよな、と思いました。

前例踏襲はもはや公務員の美学です。特に行政職は、全く知らない分野の仕事をさせられるので、去年のとおりにやること=美しいという感覚が芽生えてきます。

ごく少数、無駄を削ったりこれはおかしいと言える人もいますが、人員不足で改革に手が回らないのが実態です。これらの前例踏襲文化は次のトピックに関わります。

 

変わらない古い体質

県職員は国や知事から指示されないと基本的に新しいことはできません。市町村職員も同じかと思います。

前例踏襲で言われたことをやるだけです。

こうなってしまう原因はたくさんあります。

簡単に思いつく原因としては

  • 予算が限られていること
  • 人員不足
  • 2~3年すれば異動なのでわざわざ改革するインセンティブがない

などの理由です。

こむ
こむ

私も「ちょっとおかしいな」と思うことがあっても、「もう少し我慢すれば異動だし」と思ってしまっていました。

 

公務員試験を頑張っていると、公務員への理想や期待が膨らんでしまうものです。公務員になる前に抱いていた希望や理想が大きいほど絶望するので気をつけてください。

 

周りの公務員に対する偏見がすごい

公務員と言うだけで「ずるい」と言う人達がいます。

未だに公務員=楽な職業だと思っている人が多いので、いくら仕事が辛くても分かってくれないということがありえます。

もっときつい仕事をしている人や、辛い思いをしている人もいるのは確かですが、「公務員のくせに文句言うな」はあまりにもかわいそうです。激務やストレスで心身を壊された方が報われません。

こむ
こむ

ずるいと言うなら公務員になればいいのにと私は思ってしまいます。公務員試験を頑張れば基本的に学歴関係なく公務員を目指せます。

 

副業ができない

公務員は原則、副業が禁止されているので、自分自身でお金を稼ぐという経験ができません。

ブログや、せどりなどで報酬が発生すると副業規定に引っかかってしまいます。

公務員は副業ができないのに給料は平均なので、大金持ちには絶対になれません。

所属長の許可をもらえば小規模な農業・不動産投資はできますが、小規模だと大金持ちとまではいかないでしょう。

こむ
こむ

でも副業ができないからと言って、何もやらずに給与だけで満足するのはリスクかもしれません。私たちが退職する前に何が起きるかわかりません。

公務員になるということは、「日本という国が潰れない」という賭けに出ているということです。この賭けに失敗する可能性もあるわけです。

せっかく公務員は解雇されるリスクが少ないので、まずは貯金を少しずつ投資に回すことをオススメします。

給与以外でお金が増えることを経験すると価値観が変わります。

ここで注意点ですが、投資は必ずネット証券でやりましょう。手数料が全然違います。おすすめは楽天証券やSBI証券です。

今後、公務員のための投資講座のような記事を更新していく予定です。

 

部署の希望が通らない

「自由度」と関係がありますが、基本的に部署の希望は通りません。一応、希望配属先を聞かれますが、通ることはほとんどないと言ってもいいでしょう。

こむ
こむ

私の最初の上司は、30年近く働いてまだ希望部署に配属されたことがないと言っていました。

だから激務部署に配属されるのかどうかもすべて運任せになります。

また、県職員だと、異動に伴い引っ越しリスクがあります。面積の大きい都道府県では県内を何度も引っ越すかもしれません。

一軒家を建てるという選択はしづらいですね。

こむ
こむ

異動場所が分かるのは3月に入ってからなので引越しが大変です。

なぜこんなにギリギリなのか、私の予想ですが、激務部署に配属が決まってもギリギリだと辞めづらいからではないでしょうか。。。

 

ただ、県職員が部署希望を通す裏技もあります。

それは、一番人気のないド田舎の合同庁舎を希望することです。

その合同庁舎を希望する人自体が少ないため、希望した部署に配属される可能性が上がります。

 

まとめ

以上、元県職員が思う公務員になるデメリットでした。色んな意見や感想があるかと思います。

まとめとしてはこんな感じです。

  • 若手のうちは民間企業の友人より給料が少なくて悲しくなる
  • 運が悪ければ激務部署で心身や家庭を壊し、人生を台無しにする
  • 仕事のやり方に自由度がないため、前例踏襲が正義になっていく
  • 変わらない行政体質に失望する
  • 周りの人の公務員に対する偏見がひどくて、理解してくれない
  • 副業ができないので、給料に依存してしまう
  • 部署の希望は全く通らない

以上のデメリットを見て思うのは、公務員は運要素が強いということですね。

もしもの時に備えて脱出できるようにしておきたいものですが、公務員は副業が禁止されており、利害関係者と仲良くなりづらいので、準備がとても難しいです。。

だからまずは投資をしてみることをおススメしています。 投資講座の記事をお楽しみに!

 

公務員を目指している方には、ぜひ公務員になるメリットについての記事も読んでほしいです。公務員のいいところと悪いところも含めたリアルを知って公務員試験対策をしてください。

 

公務員を辞めて思いますが、やはり公務員も民間企業も一長一短です。どこか妥協するしかないのです。。。

過度な期待はしない方が絶望を回避できます。公務員りある大学で公務員の現実を学んで絶望を回避しましょう!

 

以上、ありがとうございました!

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