こんにちは! 元公務員こむちゃん(@real_komuin)です。
- 私が公務員を目指す前に知りたかったこと
- 公務員を辞める前に知っておきたかったこと
この2つをコンセプトに発信しています!
今回は公務員宿舎の実態について解説していきます。
私は1年目から3年目まで同じ公務員宿舎に住んでいました。今思うと「公務員宿舎ってずるいな」と思います。
公務員時代の情報
- 地方上級・行政の県職員
- 初任地は過疎地域の保健福祉事務所の総務課
実際に3年間住んだ実体験や、他の人から聞いた話をもとに、公務員宿舎の何がずるいのかを紹介していきますのでぜひ読んでみてください!
値段がずるい
「家賃の安さ」これが一番の魅力ですよね。
破格の家賃
私の場合ですが、家賃は月約2,500円でした! 間取りは1Kです。
安すぎますよね。。。
これに管理費が月1,500円、駐車場代が月約4,500円加えられて、総額月8,500円です。
私はネット回線を引かず、TVの契約もしていなかったので、住居費はかなり安く抑えられていました。
ちなみにNHKは不在票を1度だけ入れていきました。カーナビもつけていないし、TVの受信契約もしてないので無視しました。
最近は宿舎の補修のために家賃が値上がりしているそうです。20%値上がりしても1万円程度ですから安いんですけどね。
給与天引き
公務員宿舎の場合、家賃等は給与天引きです。
楽でありがたいですよね。貯金をするためには給与天引きが最強です。
民間の賃貸に住むと家賃補助をもらえますが、この分は課税や社会保険料の計算の対象になります。
そう考えると、公務員宿舎は節税メリットもありますね。
実家が最強説に私も賛成です。でも、実家だと節約スキルや家事スキルが身に付きづらいというデメリットがあります。
住み心地がずるい
あくまでも私の感想ですが、住み心地にほとんど不満がありませんでした。
しっかりした防音
私の住んでいた独身宿舎は5階建てで、けっこうしっかりとした造りでした。
駅の近くでしたが、電車の音もほとんど気になりませんでした。
宿舎に泊まりに来た父親の感想が「静かな部屋だな」でした。
私の宿舎の場合、片側の壁が押し入れや棚で覆われていました。これが防音になっていたんだと思います。また、2重サッシだったことも大きいです。
ゴミ捨て場も宿舎の前にあるので楽でした。
職場まで徒歩10分
私の場合、宿舎から職場まで坂道を降りて徒歩10分でした。
山間地域は景色が良いので、徒歩出勤で気持ちが晴れやかになります。
人気のない地域の宿舎はキレイ?
私が住んでいた宿舎は、リフォームされてキレイと言われている宿舎でした。
おそらく、人気のない過疎地域だからキレイにしたんだと思います。
過疎地域ほどリフォームできるくらい宿舎に空き部屋があるので、キレイな可能性があります。
私の1~3年目は過疎地域の保健福祉事務所配属でした。希望初任地に「全県希望」と書くと過疎地域の田舎に配属されやすいです。
恋人連れ込めるの?
私の場合、友達や彼女を頻繁に泊まらせていました。
来客用の駐車場がありましたし、何も言われたことはないです。
寮ではないので、普通のアパートと変わらず迷惑をかけなければ大丈夫です。
公務員宿舎の悪いところ
公務員宿舎のいい面も語ってきましたが、もちろんいい面だけではありません。
他の人から聞いた話も参考に悪い面にも目を向けていきます。
宿舎によるところが大きすぎる
研修などで他の人の話を聞くと、宿舎によって違いが結構あることが分かりました。
清潔さ
私の住んでいた宿舎は、洗面台やお風呂、トイレが新しくなっていて、清潔でした。
でも、「ゴキブリがたくさん出るから引っ越した」などの話もたくさん聞きます。
最初から「公務員宿舎は汚いから嫌だ」と判断するのではなく、一度住んでみて引っ越すというのもアリかもしれない、というのが今の私の意見です。
トイレ
トイレ共同の宿舎もけっこうあるみたいです。
私は正直嫌ですね。。。
安さを取るか、快適さを取るか。。。悩みどころです。
エアコンがついてない
公務員宿舎には基本的にエアコンはついていません。
私の場合は扇風機と電気ヒーター、電気毛布、コタツで乗り切りました。。。
山の中だったので、夏はなんとかなるんですが、冬がきつかったです。。。
役員が回ってくる
公務員宿舎では役回りで役員が回ってきます。
役員は、一斉清掃を取り仕切ったり、管理費を徴収したりします。
私は運よく役が回ってきませんでしたが、実にめんどくさそうです。
一斉清掃がある
年に2,3回ほど一斉清掃があります。
何かしら理由があれば休めます。無断欠席しても1,000円納める程度です。
私は1度も休まず草むしりしましたが。。
他の職員と会う
やはり同じ宿舎に住む同期や職員とはよく顔を合わせます。
最初はすごく嫌だったんですが、慣れるものです。
誰か分からないけど近所ですれ違ったらとりあえず一礼してました。
ギリギリまで部屋が空かない
公務員宿舎には3月いっぱいまで働いている職員が住んでいるので、ギリギリまで引っ越しできないことが多いです。
それまではホテルで過ごしたりするそうです。
私の場合は、リフォーム直後だったので、いつからでも入居できました。なんという強運。
まとめ
今回は公務員宿舎の実態について解説しました。
まとめとしてはこんな感じです。
- 家賃が破格の安さ
- 私の場合、1Kの駐車場代・管理費込みで月約8,500円
- 防音が割としっかりしている(もちろん宿舎によって差はある)
- 壁の片側が、押し入れ・棚で覆われていたから
- 2重サッシ
- 人気のない過疎地域ほど宿舎がキレイ説
- せめて宿舎だけはキレイにしているのでは
- 空き部屋が多いからリフォームしやすい
- 友達・恋人連れ込み自由
- 来客用の駐車場がある宿舎が多い
- もちろん悪いところも多い!
- 老朽化した宿舎、汚い宿舎も多い
- トイレ共用の宿舎もある
- エアコンはない
- 役員をやらなければいけない可能性
- 他の職員と顔を合わせる
- 4月までに部屋が空かないこともある
若手公務員の給与は低いですが、公務員宿舎を活用すれば実態賃金は上がります。
給与の場合上がったら社会保険料や税金も上がってしまうので、公務員宿舎は強い味方です。
公務員志望の方は、公務員宿舎の良い面も悪い面も理解して決めましょう!
以上、ありがとうございました!
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