こんにちは! 元公務員こむちゃん(@real_komuin)です。
- 私が公務員を目指す前に知りたかったこと
- 公務員を辞める前に知っておきたかったこと
この2つをコンセプトに発信しています!
今回は、新卒公務員が激務部署を乗り切るコツについて解説します。
公務員を目指している方は、もしかしたら1年目で激務部署に配属されるかもしれません。
もし仕事量に絶望した時はこの記事を参考にしてみてください!
1年目の私の状況ですが、以下のとおりです。
- 上級行政職で県職員に採用され、過疎地域の合同庁舎に配属される。
- 部署は保健福祉事務所、つまり保健所と福祉事務所(全体35人ほど)の「総務課」。
- この総務課は、実質2人(課長補佐 兼 総務係長と、主事の私)。
- 異動してきた課長は、保健所次長、福祉事務所長、保健福祉事務所副所長を兼務していて、ほぼ毎日定時帰り。
- 障がい者雇用パートの若者も1人いましたがお察しください。
- 年度初めは繁忙期なので出勤1日目から20時まで残業。
- いくら仕事が終わらなくても、身体のために21時には帰ろうと言われ毎日残業。
- 処理方法が分からないメールが毎日何十通も溜まっていく。
- まず自分の担当業務のメールが見分けられない。
- 他の職員から総務課は色々なことを聞かれるので、仕事が終わらない。
- 所の代表電話が私の内線なので、電話がかかってきて仕事が中断される。
- 上司は私の業務をよく知らないので、マニュアルや、過去の書類を探して読んでから電話で前任者に質問するので仕事が進まない。
- 5月に4月〆切の照会メールの処理をしていたほど仕事が溜まっていた。
この辺にしておきます。今思い出すだけでも吐き気がします。
全く分からない業務がずっと溜まっていて、毎日仕事が増えていくのはしんどかったです。行政はテキトーが許されないことも多く、ミスがあればまた仕事も増えますし、心身は危険な状態でした。
1人で部屋にいる時、理由もないのに涙が出てくることもありました。効率厨の私にはサービス残業が当たり前なのも辛かったです。
ライフワークバランスを求めていた私にとってはかなり辛い毎日でしたが、なんとか乗り切ることができました。
そんな私が激務部署を乗り切るためにしていたことを紹介していきますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
絶望日記を書く
かなり効果があったのは絶望日記を書くことです。
1冊ノートを用意して、ただただ思い浮かんだことを書いていきます。
例えば、
- サービス残業が辛い。
- 仕事が終わらないのが辛い。
- 〆切が過ぎている仕事がいくつも溜まっていて辛い。
など、内容はなんでもいいのでただ書きなぐります。
私の場合は、良かったことを3つ書いて、あとは絶望を綴っていきました。寝る前に書きなぐると仕事を忘れることができます。
絶望日記のポイント
日記を書く上で重要だと思うポイントは3つあります。
- 疲れ過ぎた日は書かなくてもいい。
- 私も疲れて書けない日がありました。日記は薬のようなものなので、少しくらい休んでも大丈夫です。
- 手書きで書く。
- PCやスマホで書くと睡眠の質が落ちます。
- twitterやnoteで発信するのもアリだと思いますが、睡眠が最重要です。
- 客観的に自分の感情を観察する。
- 自分の感情を観察して、その感情が沸き起こった理由も考えます。
- 例:上司を見ていると「自分もこうなるかもしれない」と想像するから、辛い。
寝る前にただ書くだけですが、仕事とプライベートを切り替えることができます。
家に帰ったら仕事を忘れることが重要です。絶対に家に仕事を持ち込まない方がいいです。
睡眠をちゃんとする
結局、睡眠が最も重要だと感じています。
私の場合、無理やり夜11時には寝て7時に起きていました。通勤徒歩10分の宿舎に住んでいたので8時間睡眠が可能でした。
睡眠時間もたしかに重要ですが、睡眠の質も重要です。
睡眠の質を高めるためには、寝る前が大事です。
寝る前にすべきこと4選
私が「スタンフォード式 最高の睡眠」などを読んで実践した方法で効果があったものは以下のとおりです。
- 夕食では糖質を摂取する。
- 夕食で米などを食べて血糖値を上げておくと眠りに入りやすくなります。
- 寝る90分前には半身浴。
- 体温をしっかり上げておくと、寝る前に体温が下がるので眠りに入りやすくなります。
- 適温の半身浴はリラックス効果もありますし、身体の芯まで温まります。
- 入浴後はなるべく部屋やスマホの画面を暗くする。
- 明るいと目が冴えてしまいます。スマホはナイトモードがおススメです。
- 私は間接照明で日記を書いていました。
- 入浴後ストレッチをする。
- デスクワークで凝り固まった身体をほぐします。
- 副交感神経が働いてリラックスできます。
健康が第一です。そのために睡眠は最重要です。
睡眠不足で人間のメンタルが不安定になるのは当たり前です。やれることを始めていきましょう。
完治が難しい精神疾患になる前に睡眠力を鍛えましょう。
転職を考える
転職なんて考えたらモチベーションが下がったりしないの?
というか、せっかく公務員になったのに考えるの早すぎじゃない?
こんな意見もあるかもしれません。
しかし、1年目の私は転職を考えることでやる気を出していました。
転職サイトを見るべき理由3選
全く処理方法が分からない仕事がたくさん溜まっていると、朝に家を出たくなくなります。ネクタイまで締めて準備万端なのに、足が動かなくてボーっと座っていたこともありました。
そんな時は転職のアプリ(マイナビ転職・リクナビネクストなど)をインストールすることをおススメします。おススメする理由は以下のとおりです。
- もし公務員を辞めても他に仕事はたくさんあると思える。
- 当時はこの事実に救われました。いざという時でもなんとかなると思えました。
- 「こんなブラック県庁いつか辞めてやる」と燃えてくる。
- 転職という選択肢を知ると、「就職の選択をミスったという絶望」を「組織への怒り」というパワーに変えてくれます。
- いつか辞めると考えると、「公務員のしきたり・ルール」がアホらしく見えてくる。
- どうせ辞めるので、公文書や物事を決めるルールなどを異国の文化だと思えます。
- 旅行で公務員という異国文化に触れていると考えると気が楽になります。
- いつか辞めるので、仕事が終わらなくても特に気にする必要がない。
- どうせいつか辞めると考えれば、仕事の責任や評価を考える必要がありません。
- 1年目が色んな人に迷惑をかけても、全て人事課や組織の責任だと考えましょう。
以上のように、出勤前に転職サイトでモチベーションを上げることができます。
「こんな組織いつか辞めてやる」という怒りパワーで貯金も上手くいきました。いわゆるファッ〇ューマネーを貯めるためになるべく節約をしていました。
絶望した時は、転職について調べてみてください。
絶望期を支えたグッズたち
最後に公務員1年目の絶望期を支えてくれたグッズたちを紹介していきます。
お手軽食品
安くて、調理が不要で、栄養価が高い食品がいくつか存在します。
私がほぼ毎日食べていたのは、「生卵キムチ入り納豆」と「冷凍ベリー入りヨーグルト」です。
光で起きる目覚まし時計
公務員試験の勉強をしていた時に買ったものですが、「光で起きる目覚まし時計」は超オススメです。
- 人間はもともと朝日で起きる生き物。少しずつ明るくなる光で起きると目覚めがいい。
- 設定時間になったら音も鳴るので遅刻はしない。
目覚めがいいと、1日の気分も良い感じがします。
運動・ストレッチ用品
メンタルを良好に保つには適度な運動・ストレッチが大切です。
私は寝る前のストレッチを習慣化するために、ヨガマットを常に部屋に敷いていました。
プッシュアップバーも近くに置いて、朝はテンションを上げるためにバービーなどもやっていました。
習慣化が大切です。そのために、すぐ取り掛かれる工夫をしましょう。
デスク用品
私は入庁3カ月目くらいからデスクワークで肩こりや腰痛、視力低下に悩まされていました。
デスクワークで取り入れて良かったグッズを紹介します。
これらのデスク用品を取り入れたのは仕事に慣れてきた時期でしたが、もっと早く導入すれば良かったと後悔しています。
私が助けられたグッズは他にも食洗器や入浴剤など色々あります。
全部オススメなのでぜひ試してみてください。
まとめ
今回は新卒公務員が激務部署を乗り切るコツについて解説しました。
まとめとしてはこんな感じです。
- 寝る前の日記で気持ちを吐き出そう。
- 客観的に自分の感情を見つめてノートに書きなぐることで、仕事モードをリセットできる。
- なにがあっても睡眠だけはちゃんと摂ろう。
- 睡眠の時間も大切だけど、寝る前の習慣が最も大切。
- 辛くなったら転職サイトを見よう。
- 転職先はいくらでもあるという事実が元気をくれる。
仕事にも慣れてくると、絶望にも慣れていきます。
とにかく心身を健康に保てば、どんな状況でも必ず希望を見出せるはずです。
以上、ありがとうございました!
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